匙を投げたいけど

匙を投げたいけど

面倒くさがりで面倒なオタクが、脳トレがてら考えたことを書いています。

カラオケで履歴を気にしない心を持ちたい

カラオケがわりと好きだ。とくに一人カラオケ略してヒトカラが好きだ。出産前は半年に1回くらいの頻度で、フリータイムヒトカラに行っていた程度には好きである。



産後は自分の好きなことができず、悶絶するお母さんも多いと聞く。自分もそうである。



だがカラオケは不思議と優先順位が低く、出産後も歌いに行きたい気持ちはない。理由はおそらく、育児中は合法的に歌えるからだ。ジャンルが限られる(童謡など)にせよ、歌えることでカラオケ熱の大部分が昇華できていると思われる。ちなみに、歌わずに子連れランチでのカラオケ利用は何度かしている。いつも本当に助かっています。



私には、ヒトカラでやめたい悪癖がある。履歴を意識してしまうことだ。



履歴を確認することではなく、自分の残す履歴を気にしてしまうことをやめたい。ヒトカラで、次の客が履歴を見てどう思うかを意識して選曲してしまうのだ。ヒトカラなんだから、自分が好きなように選曲すれば良いのに、つい人目を意識してしまう。しかも見られるかどうかもわからない人目だ。



履歴を確認するのは、歌う曲を選びかねたときにヒントをもらうためとか、前の人がどういう思考をたどってそういう選曲になったかを推測して楽しむためだったりする。友人と行くときはその場の流れで曲を思いついたりするが、ヒトカラのときは次にどの方向へ行こうかと少し迷うことがあって、履歴を参考にすることが多い。歌いたい曲を事前にメモして行けば良い、という指摘はさておく。



いざ選曲する段になると、「もし次に自分と同じような趣味の人が来たら、履歴を見てニヤニヤしてもらおう」などと余計なことを考えてしまう。たとえば、自分の行ったコンサート(映像化されてない)のセットリスト作ってみたり。



普段から私は、自分がやりたいことよりも、それが周囲に許してもらえるかとか、あわよくば喜んでもらえるか、などと考えがちだ。これもその例のひとつだが、独りよがりすぎて失敗している感が強い。



冷静に考えて、



 自分と音楽の趣味がぴったり一致する人が

  ↓

 自分のあとに来店して

  ↓

 自分の使っていた部屋に案内されて

  ↓

 履歴を確認してくれる

  ↓

 さらにそれを見てニヤニヤしてくれる(=好意的に受け取ってくれる)



という可能性は低すぎる。5連続でブラックモンブランの「当たり! もう一本!」を引くほうがまだありうるかもしれない。ちなみに3回までなら引いたことがある。ブラックモンブランは九州のコンビニならたいていどこでも売っているアイスだ。とてもおいしい。首都圏ではサミットとお菓子のまちおかで入手可能との噂を聞く。



おいしい(二重の意味で)プチ情報はさておき。



カラオケでの私の癖は本当に無駄この上ない悪癖で、やめたいと思うので、これを読んだ方も思うさま引いていただいてかまわない。私も改めて字にしてみて、本っ当に無駄なことをしていたなあと痛感している。やめたい。やめよう。



さて合法的に歌っているお母さんこと私だが、最近は子どもから「うたわないで!」と注意されるようになった。歌唱力にあえて目をつぶると、何が原因かはわからない。



またカラオケに行きたくなる日は近いかもしれない。