匙を投げたいけど

匙を投げたいけど

面倒くさがりで面倒なオタクが、脳トレがてら考えたことを書いています。

庶民に摂取しやすいタンパク質といえば、納豆と卵だと思い込んでいる

今回は納豆と卵への思いを書く。


先日、あすけんでほんの少しだけ減量できたと書いた。カロリーが確認できるのは利点だと感じて前回の記事を書いたのだが、あすけんでもうひとつ利点だと思う点があった。

栄養素も確認できる点だ。


カロリーオーバーすると、あすけん姉さんからもちろん叱られるが、姉さんは栄養素の面でもけっこう叱ってくる。私は食事に対する意識が高くないので、「バランス良い食事といえば、たんぱく質と野菜を揃えて、炭水化物はなんだかんだでいつの間にか摂れてるだろう」くらいの感覚だった。また妊娠中に自治体で受けた講座で、ふだん何を食べているかのアンケートがあった。ここで「量は問わず、ひと口でも食べていればカウントしてOK」という注釈があったため、「なーんだそれでいいんだ!」とさらに気持ちが軽くなった。(余談だが、その講座でベーコンやソーセージはたんぱく質ではなく油脂だと断じられたのにはしょんぼりした)


しかし、あすけん姉さんはそれでは許してくれない。当然だ。彼女は栄養士設定なのだ。


何日か記録しているうち、コンスタントに不足している栄養素がわかってきた。ビタミンサプリと食物繊維サプリに手を出した。あすけん姉さんに指摘されることは減ったが、のみ込みづらいのがつらい。


いちばん指摘されるのがたんぱく質不足である。個人的に、たんぱく質はたいてい好きだ。肉・卵・乳製品といった畜産食品はとくに好きだ。魚ももちろんきらいではない。喉に骨が刺さりやすいので、骨がごつかったり多かったりする魚は避けてしまうが。


ただ、己の欲望のおもむくままにたんぱく質を摂取しようとすると破産する。肉も魚も高い。野菜だってお安くはないけれど。


そこで庶民にも入手しやすいたんぱく質、納豆と卵である。幸い、納豆も卵も食べるのは苦にならないので助かっている。正確には、食べるのが苦にならないのは納豆で、卵は好物に含まれる。


納豆は定期的に食べたくなるが、納豆自体の味が好きというよりもたれとからしの味が恋しくなるからではないか、とは思っている。ひきわり派だとか粒派だとかあるようだが、そういうこだわりはない。そのため、納豆好きを名乗るにはおこがましい気がしている。あんこなら断然つぶあん派なのだが。


以前、某スーパーのプライベートブランド納豆を食べたら、ふんわりしていておいしかった。卵を入れていないのに卵っぽいふんわりさ加減だった。が、からしの刺激もやわらいでおり、ちょっともの足りなかったので、冷蔵庫にあったマスタードを足してみた。そしたらアメリカン納豆みたいな感じになった。それはそれでありだったけれど、宗旨替えするほどではなかった。


また、薬味がない納豆をうっかり買ったとき、冷蔵庫にあったゆず胡椒を入れてみたら、納豆っぽさが一切なくなった。これは納豆が好きではない人でも食べられる味なのではないか、と思ったが、私は納豆が抵抗なく食べられる人種なので、よくわからなかった。身近で納豆が苦手な人といえば夫だが、まだ奨めていない。やっぱり無理だった、お前は何を言っているんだ、となれば夫婦の関係にひびが入りかねない。人生の伴侶を失ってまで納豆人口を増やしたいわけではないのだ。


そして物価の優等生との呼び声も高い、卵。いまだに「卵」と「玉子」の違いがよくわからないが、好物である。以下で書くのは鶏卵についてだが、魚卵もたいてい好きである。


いちばん好きな食べ方は卵かけごはん。僅差でサンドイッチの中身(ゆで玉子のマヨネーズあえ)。いや温泉卵も捨てがたい。ラーメン屋やコンビニで食べられる、味つきゆで玉子もおいしい。私の食の好みがほとんど受け継がれなかった息子にも、卵かけごはん好きだけは例外なようで、現時点で鉄板メニューとなっている。息子が卵かけごはんを食べたがらないときは、体調の心配をしてしまう。


かつて卵の摂取上限は一日一個と言われていたようだが、私は一時期顔の良い男性アイドル事務所にお布施しまくっており、そのつながりででんぐり返しを1,800回以上おこなった某大女優が一日あたり5-6個の卵を摂取していることを知っていたので、あまり気にせず食べていた。むしろ大女優の長寿の秘訣はそれだと思っていた。だいたい一日一個だなんて切なすぎる。


とくに生卵が好きなので、元国民的アイドルグループの番組の一コーナー「エッグポーカー」で、負けた側が罰ゲームとして生卵を飲み干す(アイドルは3個、ゲストは1個)のが納得いかなかった。味がまったくないのはちょっと飽きるかもしれないが、醤油を入れてOKルールだったと記憶しているので、ご褒美でしかないじゃないか、と憤慨していた。


それはさておき、こんな私ががんばって卵と納豆を摂取しても、まだあすけん姉さんのお眼鏡にかなわないのである。健康長寿のため、卵は一日あたり5-6個摂取すべきなのかもしれない。