匙を投げたいけど

匙を投げたいけど

面倒くさがりで面倒なオタクが、脳トレがてら考えたことを書いています。

ダイエットするにあたり、「好きなものから食べる」主義に変えました

これまで長らく、好きなものは最後に食べる主義だった。苦手なものは先に食べ、好きなもので口直しをする。私の黄金パターンだ。



たとえば以前も書いたが、ショートケーキのイチゴは最初に食べる。本当は食べなくて済むのがいちばん良い。

コース料理では果物がたいてい最後に出てくるが、最初に出てきて欲しい。でもケーキだったら最後に出てきて欲しい。ただの注文の多い客である。



私の好物といえば、たいていハイカロリーである。よりカロリーの高いものに惹かれてしまうのだ。惹かれてはいけないと思えば思うほど惹かれてしまうのは、モンタギューさん家の坊ちゃんとキャピュレットさん家の嬢ちゃんの例でも明らかだ。



たとえば、好きなラーメンはとんこつラーメン。スパゲティならトマトソースよりカルボナーラ

シチューといえばクリームシチュー。ただ噂によるとカロリーはビーフシチューよりクリームシチューのほうが低いらしい。これからはダイエットのために大手を振ってクリームシチューを選びたい。ただビーフシチューはさほど好きではないので、そもそも食べる頻度が低いのであるが。

味噌汁よりコーンスープ。むしろ味噌汁は苦手でコーンスープは大好物なので、比較にならない。土井善晴先生の『一汁一菜でよいという提案』は素敵な著書だと思ったが、そもそも味噌汁が好きじゃない自分には「味噌汁は食べ飽きない」と書かれてもぴんと来なかったのであった。ので最後まで読んでいない。ただ義母の味噌汁は世界一おいしいので、帰省したときは毎朝3杯食べている。義父が「君の味噌汁を毎日飲みたい」とプロポーズしたのもわかる。プロポーズしたかすら知らないが。でもそれ以外の味噌汁はあまり好きではない。

シャーベットよりアイスクリーム。しかもカップよりコーン、コーンよりシュガーコーン。

赤身肉より脂身。もはや肉ですらない。もはや私はカロリーが好きといっても過言ではない。



好きなものを最初に食べるか、最後に残すかは嗜好の問題であって、優劣はないと思う。が、ダイエットという観点からすると話は別である。これまで好きなものを最後に残していたので、ある程度おなかがいっぱいになっていても、好きなものは食べたい。そのため、たいてい食べすぎになってしまう。



先日外食したとき、いつもどおり好きなものをあと回しにして、ポークソテーの脂身を最後に食べようとしたら、食べる前から胃がもたれた。それでも食べた。当然もたれた。今でも朝からカツ丼を食べられる自分が、脂身に負ける日が来るなんて夢にも思っていなかった。正直、ショックだった。



そんな苦い経験もあり、ダイエット的な観点からもそろそろ節を変え、「好きなものから食べる主義」にする必要を感じた。

そうすれば苦手な食べ物はおなかがいっぱいになったら残せば良い=余計なカロリーを摂取しなくて済むし、脂身は空腹のうちにおいしく味わえるからだ。



ちなみに、脂身を食べないという選択肢はない。考え方が肥満体質なので仕方がない。好物を食べないのは、体に良くても心に良くない。そして脂身を最初に食べる気すら起こらなくなったとき、それがダイエット成功の前兆だ。



つまり今は無理だ。